第67回日本輸血・細胞治療学会近畿支部総会

総会長挨拶

髙折 晃史

髙折 晃史

(京都大学大学院 医学研究科 血液・腫瘍内科学)

この度、第67回日本輸血・細胞治療学会近畿支部総会を開催させて頂くにあたり、一言ご挨拶申し上げます。

2019年12月に始まった新型コロナウイルス感染症COVID-19の流行は、2年半が経過した今も(令和4年10月現在)尚収束を見せていません。この間、本感染症は社会に様々な影響を与え、我々の生活様式にも様々な変化を引き起こしましたが、学会の在り方もまた例外ではありませんでした。様々な学会が、webやあるいはhybridで開催されてきた一方で、最近では現地での開催も試みられています。これらの変化は、ある意味、学会の在り方を問いかけているとも言えます。その中で、本学会は近畿地方の輸血・細胞治療を専門とする医療者が年1回集まり、討議することが重要な点と考え、できる限り現地での開催を検討しております。

今回のテーマは、「輸血・細胞療法の新たな未来」として、従来の輸血療法に加え、CAR-T等の広がりつつある新たな細胞療法も大きく取り上げたいと考えております。
また、新たな試みとして、メインの会場を2会場に広げ、感染対策を十分に行うと同時に、テーマを大きく分けることでより議論がより深まるように考えております。

11月は、紅葉の季節で、京都が最もにぎわい、華やかになる季節です。是非、京都にお集まりいただき、広く輸血・細胞療法の未来を語らうとともに、秋の京都を堪能していただければ幸いに存じます。